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ブレインストーミングを使った英語の勉強方法とは?多方面に応用できる学び方で言語のつながりを構築する力を養う

更新日:2022年12月14日

<プロフィール>

ミッチェル・コリン(Colin Mitchell)

外国語学部 講師


イギリスにある、かの有名ロックバンド「ビートルズ」の生まれ故郷、リバプール出身。

University of Liverpool (UK)卒業、University of Leicester (UK)修士課程、Sofia University (USA)博士課程学生。M.A.(文学修士)、B.A. (イギリス学士) 取得。

専門分野は「Intercultural and Academic Coaching(異文化間とアカデミックコーチング) 」「Transformative Language Learning(言語の変容学習) 」「Applied Linguistics(応用言語学)」。Sofia UniversityでのTransformative Life Coaching Certificate受賞歴がある。


<目次>

  1. Building Connections(つながりの構築) に必要なもの

  2. ブレインストーミングとは?

  3. 【実践】スピーキング練習とブレインストーミングを使った勉強法

  4. 世界公用語である英語を学ぶということの大切さ




Building Connections(つながりの構築) に必要なもの


言語取得に際して「Building Connections(つながりの構築)」というのは大きな意味を持ってきます。

どの言語であっても主語、述語(動詞・形容詞・名詞など)があり、言葉同士のつながりや組み合わせによって何通りにも変化し応用させることが可能です。

そして人間関係を築いていくビルディング・コネクションを理解するのに効果的な手法が「ブレインストーミング(Brainstorming)」です。


今回は、講師であるコリン・ミッチェル先生が、茨城県立水戸第三高等学校の生徒のみなさんと一緒に、ブレインストーミングを使った英語の勉強法を実践してきました。



ブレインストーミングとは?


ブレインストーミング(BrainstormingまたはBrainstorm)とは、アメリカのアレックス・ファイクニー・オズボーン(Alex Faickney Osborn)氏が考案した手法で、さまざまなアイデアを出しあい繋げることで、新しいアイデア・企画を生むことに大きな成果をあげています。


日本ではブレストと略称で呼ばれることも多く、世界中のあらゆる分野で有名な手法なので、さまざまな業界の人々に使われています。 主にビジネス会議や開発会議などで考えをまとめたり、アイデアを出す時に使われることの多いブレインストーミングですが、英語などの言語習得の面でも効果を発揮することができます。


「ブレインストーミングは、簡単に単語を覚えられる方法であり、また、アイデアを共に保つのに適した手法である」と、コリン・ミッチェル先生は授業の中で生徒たちに教えています。





【実践】スピーキング練習とブレインストーミングを使った勉強法


まず、ブレインストーミングの勉強法の前に授業の中で実際に生徒たちに基本の動詞を使ったスピーキング練習をしてもらうことで、自発的に英語に触れる機会を作り、ウォーミングアップを兼ねた交流をさせます。

コリン・ミッチェル先生が初めに提示したのは「Go, Eat, Watch, Play, Listen」の基本の5単語です。


  • I like going running on the weekend.

  • I like eating ice cream in the summer.

  • I like watching Star Wars.

  • I like playing football with my friends.

  • I like listening to hip hop.


といったように例文をだし、ここから応用させて生徒たちに問いかけます。


“Do you like listening to music?”(音楽を聴くことは好き?)


大体の人は音楽を聴くことが好きですね。この質問に対する答えが“Yes”の場合、次のように聞くよう、コリン・ミッチェル先生は生徒に促します。


“What music do you like listening to?”(なんの音楽を聴くことが好きですか?)


このように音楽についてのことを聞き、よりどんどん具体的に質問していく、といった方法を使うことで、英語を使った会話を広げる術を身に着けていきます。


更にコリン・ミッチェル先生はこれをビンゴを使ったゲーム形式にして進めていきます。

紙に書いてある単語を使って“Do you like”から始まる質問をしていき、“Yes”の場合先程の例のように“What”形式の質問に移行します。


質問の答えがもらえた場合にその単語の欄にチェックを付け、ビンゴを目指します。

同じ人と会話を続けるのではなく、ランダムに色々な人と話すことは英語を含めた他言語学習においてかなり重要です。


スピーキング練習の次は、実際にブレインストーミングを使った勉強法をみていきましょう。


授業の中で、コリン・ミッチェル先生は「ブレインストーミングは英語学習に使えるのはもちろん、さまざまなアイデアをまとめたり新しい考えを作り出せる」ということについて触れています。




ブレインストーミングを使った勉強法では、まずメインアイデアを書き出し、そこからいくつかのアイデア、カテゴリーをバブルとしてつなげていきます。

I likeに続いて“Music, Sports, Food”をメインアイデアにした場合、以下のように広げていくことができます。


  • Music-Listening to- K-pop, Rock

  • Sport-Playing, watching-Football, Rugby

  • Food-eating, cooking-Sushi, Salmon, Tuna


メインアイデアに使える動詞や関連する名詞などのアイデアを書き出し、そのアイデアを実際に目視することで、流れるように英語を相互につなげて覚えることができるようになります。


そのまま英語の繋がりで覚えることができるため、英語から日本語へ訳すことがなくなるのでスムーズに英語の会話の幅を広げることができるようになるのです。 生徒たちも積極的にブレインストーミングの手法を使ってクラスメイトと楽しく会話を広げる練習ができました。


最後に「Make a note in the in the bubbles in a brainstorm is a really good way to collect your ideas together on your main idea.(ブレインストーミングにおいてバブルの中にメモしておくことは、メインアイデアに集中させることにとても良い方法です。)」とコリン・ミッチェル先生は生徒たちに念を押します。


このブレインストーミングは簡単な英語だけではなく、難しい文法にも適用されるため、英語学習においてブレインストーミング法を使うことはかなり効果的な方法といえると教えてくださいました。




世界公用語である英語を学ぶということの大切さ


英語は私たちの母国語ではありません。そのため、英語を話すために勉強を重ねる必要があります。


世界には英語を、生活や仕事などのシチュエーションで主に話す人が17.5億人ほどおり、全世界人口の約4人に1人が話せる計算になります。

英語は世界中の色々な環境、文化、考えを持った人達とのコミュニケーションツールです。英語を使えるようになることで、国際貿易、医療関連、世界の安全・平和、芸術、スポーツや旅行関連の面でも活躍していけるでしょう。


将来自分の興味のある分野やアイデアをつかう機会に英語を使い、世界中の人々とコミュニケーションをとることを心から楽しめるよう英語を学ぶことを恐れず前向きに学習することが大切です。


今回のコリン・ミッシェル先生の授業を通して、英語を話す点で最も重要なスピーキングやブレインストーミングを使った英語学習のヒントを学んだ生徒たちにも、将来英語を使って活躍する場面が思い描けていたらと思います。


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