
陳 玉雄 (CHEN, Yu xiong)
私たちのイノベーション
現代の経済社会では、オープン・イノベーションも、ユーザー・イノベーションも進行しています。
iPhoneは中国製だが、企画・設計がアメリカ企業、重要な部 品が日本などの企業、製㐀が台湾企業によって担われています。
これらは、 結局人間同士のつながりによるものになります。
このような流れの中、将来活躍する場を、皆さんと一緒に考えたいと思います。
講義スタイル:座学(双方向型を含む)
講義形式:対面orオンライン
講義時間:ご要望に合わせて実施(目安:45〜90分)
必要な設備、機材:プロジェクター・スクリーン・PC接続ケーブル
【教員プロフィール】
陳 玉雄 (CHEN, Yu xiong)
職名:教授
学部:国際学部
学科:グローバルビジネス学科
専門分野:
・金融システム論
・中国経済論
研究テーマ:
・金融構造
・中国のインフォーマル金融
・中国の市場化と経済発展
中国のインフォーマル金融、或いは最近注目を集めているシャドーバンキングを研究しています。経済学部の中国MCコースを担当し、ゼミのテーマは金融を中心とする中国経済です。若くて活力がある学生や卒業生と会うのは、楽しみです。中国福建省に生まれ、2年間中学校で勤めてから来日し、93年麗澤大学に入学し中国の金融を中心に勉強し、最近は企業倫理の勉強を始めました。この意味で、1993年に麗澤大学に入学してから、都内のシンクタンク勤務の2年間を除き、麗澤21年生です
【教職員への一問一答】
「好きな言葉(座右の銘)を教えて下さい。」
リスクを恐れるな!
リスクを恐れず、やりたいことに挑戦したい、してほしいです。社会人になってから大変になるかもしれませんが、学生は間違う権利があると思います。わざわざ間違いを起こす必要がありませんが、間違うことをしないと、正しいことがわからない場合もあります。
「休日の過ごし方や趣味を教えてください。」
日曜日に家族と一緒に過ごし休みを取るようにしています。しかし、早起きの習慣があり、家族が寝ているうちに自分の専門と関係がない本を読みます。それがよく午前中いっぱいに、場合によって午後まで伸ばします。結局休めませんでした。家族が起きるまで読書が一段落すればテレビの前のソファーに居座ったのち、専属運転手になる場合が多いです。
「1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?」
1週間ではなく、日本人・中国人がいない英語の村で2カ月間を過ごしたいです。100万円もあればできると思います。
「過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?」
研究会などの会合に約束の時間までに行きませんでした。忘れたり、携帯での登録が間違ったりしたためです。しかも、最も大事な話、最も大事な人との会合であり、恥ずかしくて思い出したくないぐらいです。記憶から消したいです。
「大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えて下さい。」
中国福建省の「土楼」に訪れてほしいです。山の中で、野獣や山賊、場合によっては官軍から守るためのマンションです。単体で数十世帯が入居している円形のものが多く、複数のものが背中合わせる場合もあります。中には井戸があるし、半年以上の食糧を備蓄することができます。現在人が住んでおり、最も古いものでは700年前に造られたものです。
「大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えて下さい。」
『チャイニーズ・ドリーム――大衆資本主義が世界を変える』(丸川知雄著、ちくま新書、2013年)です。中国の経済成長に政府が果たした役割が非常に大きいとされる中、資本を持たない普通の大衆でも才覚と努力と運によって資本家にのし上がってきた過程を描いています。