
藤野 真也 (FUJINO, Shinya)
サステナビリティ人材と企業倫理:SDGs時代のプロフェッショナルを目指して
企業活動がグローバル化するなかで、海外の取引先における「人権侵害」に 関して、企業は本格的な対応が求められています、日本では、プロフェッショ ナル人材が不足しており、今後、社会における人材の需要が高まることが予想されます。
この講義では、企業に求められる人権侵害防止の手続きについて考えるとともに、広くESG課題への対応の必要性と、そうした問題に取り組むプロフェッショナル人材に求められる能力について考えてみたいと思います。
講義スタイル:座学(双方向型を含む)
講義形式:対面orオンライン
講義時間:ご要望に合わせて実施(目安:45〜90分)
必要な設備、機材:プロジェクター・スクリーン・PC接続ケーブル
【教員プロフィール】
藤野 真也 (FUJINO, Shinya)
職名:准教授
研究科:経済研究科
学部:国際学部
学科:グローバルビジネス学科
専門分野:
・企業倫理
・コンプライアンス
・コーポレートガバナンス
研究テーマ:
・海外腐敗行為防止
・データプライバシー
・ビジネスと人権
【教職員への一問一答】
「好きな言葉(座右の銘)を教えて下さい。」
「諸行無常」。とても悩み苦しんだときに、この言葉に触れました。すべての物事は「空」であり、「縁」によってのみ存在が成立するという仏教の考え方に、助けられました。それ以来、趣味として仏教の考え方にも興味を持っています。
「休日の過ごし方や趣味を教えてください。」
最近は休日も研究室に来ることが多いです。趣味は音楽と読書です。読書は主に小説を、音楽はいろいろなジャンルを聞きます。自動車や航空機などの乗り物も好きです。車の運転は何時間しても苦になりません。
1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?」
現実的には、1週間の休みはずっと研究室にいて、100万円は奨学金の返済に充てると思います。仕事や債務から解放されるとすれば、旅行をしたいと思います。
「過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?」
特にないと言えばないのですが、あると言えば多すぎてここでは挙げられません。やり直したいほどの過ちは1日では起きないような気がします。
「大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えて下さい。」
できるだけ早いうちに海外、特にベトナムやインドなどアジアの新興国を見てこられるとよいと思います。私もまだまだ勉強中ですが、これからの日本経済を担う皆さんは、アジア市場を活躍の場と捉え、そこで生き抜くための知恵と力を身につけるべきだと思います。
「大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えて下さい。」
1年生の皆さんには、小室直樹『経済学をめぐる巨匠たち』(ダイヤモンド社)をお勧めします。一般書ですが、社会科学のエッセンスが詰まっているように思います。特に、2章、5章、6章を読んで、スミス、マルクス、ケインズの考え方の違いをおさえておくことは、大学での勉学を大いに助けてくれるはずです。